介護職員による喀痰吸引

    
                     ミレー「パンを焼く女」

  介護職員による喀痰吸引不特定
   多数の者対象】について
 
この章は岡山県のホームページにリンクさせていただいています。上記の
 バナーは岡山県ホームページのトップページにリンクさせていただきました。
 本文中のリンクは岡山県の該当するページや、厚生労働省からダウンロード
 したPDFファイルをアップロードしてリンクしました。個人的な感覚では、
 喀痰吸引に関しては、少し危惧しておりますが・・・勉強の一環としてご利
 用いただくのはたいへんよいことだと思います。

 介護職員によるたんの吸引【不特定多数の者対象】の概要等

【介護職員研修の概要】

「介護職員によるたんの吸引等の研修」は、医行為として整理されているたん
の吸引や経管栄養の行為を、一定の研修を受けた介護職員等に、一定の条件の
下に実施を可能とした制度のなかの「一定の研修」に該当するものです。
 不特定多数の者対象の研修事業は、高齢者施設等において不特定多数の者に
対して複数の介護職員がたんの吸引等の行為を行うために必要な研修です。
 不特定多数の者対象の研修体系概要図は、次の添付ファイルを御覧ください。

 上記のファイルは削除されました(岡山県)同じではありませんが、代わり
厚生労働省のファイルをアップしました。(H26.05.11)
同じファイルはこちらですが、変更があるのかな?県のホームページでご確認
下さい


 国または都道府県等が実施する指導者講習(対象は医師・看護師等)を修了
した者(指導看護師等)が、介護職員に対する講義・演習指導・実地研修の指
導を行います。
 介護職員に対する研修を行うには、指導看護師等が必要となります。
 指導者講習・不特定多数の者対象の研修の講義のカリキュラムは、次の添付
ファイルを御覧ください。
 研修カリキュラム [PDFファイル/79KB]
元のファイルは削除されましたので、同じものを貼り付けています。
1 研修の種類
 不特定多数の者対象の研修は、実地研修の内容及び回数により、2種類あり
ます。
 一つは、口腔内、鼻腔内、気管カニューレ内すべてのたんの吸引と胃ろうま
たは腸ろうによる経管栄養、経鼻経管栄養の全てが行えるもので、90回以上
の実地研修が必要です。 
 もう一つは、気管カニューレ内部のたんの吸引と経鼻経管栄養を除いたもの
で、こちらは50回以上の実地研修が必要です。
 講義(50時間)、演習の内容はどちらも同じです。
2 不特定多数の者対象の研修に関する国の通知等
 介護職員等によるたんの吸引等の実施のための研修事業実施要綱【不特定多
数の者対象】 (厚生労働省) [PDFファイル/582KB]
 元のファイルが削除に
なっておりますので、同様の厚生労働省のファイリをリンクしました。

【登録特定行為事業者】

 介護職員がたんの吸引を行うためには、たんの吸引等の研修を修了し、認定
特定行為業務従事者として認定証の交付を受けることに加え、事業所も特定行
為事業者としての県の登録を受けることが必要です。
 特定行為事業者の登録申請をおこなうには、認定特定行為従事者がいること
が必要ですので、まず、介護職員が認定証の交付を受け、それから事業所の登
録を行っていただくことになります。

【登録研修機関】

 介護職員に対する研修は、登録研修機関が実施します。
 登録研修機関になるには、研修指導者(指導看護師等)の確保など、一定の
要件が求められます。

【岡山県の担当課】

      不特定多数の者対象の研修に関すること。(長寿社会課)
      ※現在御覧いただいているこのページ。

【公示 登録特定行為事業者・登録喀痰吸引等事業者】

 登録特定行為事業者として、次の者を登録したので公示します。
 岡山県が登録した登録特定行為事業者(平成26年2月1日現在) [PDFフ
ァイル/325KB]
 県のリンクが変わっています。ご興味があれば、県のホームページ
でチェックお願いします。

 喀痰吸引指導者マニュアル
 以前にブログ(医療法人昭和会)でご紹介したマニュアルです。ここにまと
めて揚げます。
 1.吸痰吸引等指導者マニュアル(はじめに) 

 2.呼吸について
 3.喀痰の吸引
 4.口腔・鼻腔吸引手順
 5.気管カニューレ内吸引手順
 6.健康状態の把握
 7.経管栄養
 8.喀痰吸引等に関する演習
 9.評価表
10.Q&A


  介護職員等による喀痰吸引・経管栄養研修テキ
  スト

           中央法規
             
        価格:¥2,100(税

著者: 全国訪問看護事業協会=編集
ISBN: 978-4-8058-3666-8
判型: B5
体裁: 並製
頁数: 308頁
発行日: 2012年05月20日
 
 本書は、平成23年度に全国の都道府県で使用された「介護職員等による喀
痰吸引・経管栄養研修」のテキストをより理解しやすいように再編集。カリキ
ュラムに基づく基本知識の解説に加えて、実施の手順、自己評価票を収載する。実務者研修、介護福祉士養成校のテキストに最適。

介護職員等による
喀痰吸引・経管栄養研修テキスト


  目   次

総  論
第1章 人間と社会
個人の尊厳と自立/医療の倫理/利用者や家族の気持ちの理解

第2章 保健医療制度とチーム医療
保健医療に関する制度/医行為に関係する法律/チーム医療と介護職員との連


第3章 安全な療養生活
喀痰吸引や経管栄養の安全な実施/救急蘇生

第4章 清潔保持と感染予防
感染予防/職員の感染予防/療養環境の清潔、消毒法/滅菌と消毒

第5章 健康状態の把握
身体・精神の健康/健康状態を知る項目(バイタルサインなど)/急変状態につ
いて

高齢者および障害児・者の喀痰吸引
第1章 高齢者および障害児・者の喀痰吸引概論
呼吸のしくみとはたらき/いつもと違う呼吸状態/喀痰吸引とは/人工呼吸器
と吸引/子どもの吸引について/吸引を受ける利用者や家族の気持ちと対応、
説明と同意/呼吸器系の感染と予防(吸引と関連して)/喀痰吸引により生じる
危険、事後の安全確認/急変・事故発生時の対応と事前対策

第2章 高齢者および障害児・者の喀痰吸引実施手順解説
喀痰吸引で用いる器具・器材とそのしくみ、清潔の保持/吸引の技術と留意点/喀痰吸引にともなうケア/報告および記録

第3章 介護職員等による喀痰吸引のケア実施の手引き
口腔内(通常手順)/鼻腔内(通常手順)/気管カニューレ内部(通常手順)/口腔内
/鼻腔内/気管カニューレ内部

高齢者および障害児・者の経管栄養
第1章 高齢者および障害児・者の経管栄養概論
消化器系のしくみとはたらき/消化・吸収とよくある消化器の症状/経管栄養
とは/注入する内容に関する知識/経管栄養実施上の留意点/子どもの経管栄
養について/経管栄養に関係する感染と予防/経管栄養を受ける利用者や家族
の気持ちと対応、説明と同意/経管栄養により生じる危険、注入後の安全確認
/急変・事故発生時の対応と事前対策

第2章 高齢者および障害児・者の経管栄養実施手順解説
経管栄養で用いる器具・器材とそのしくみ、清潔の保持/経管栄養の技術と留
意点/経管栄養に必要なケア/報告および記録

第3章 介護職員等による経管栄養のケア実施の手引き
胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養/経鼻経管栄養

介護職員等による喀痰吸引等の研修評価票
喀痰吸引 介護職員等評価票/経管栄養 介護職員等評価

 介護福祉士などによる喀痰吸引等の評価に
  関する研究(筆記試験サンプル問題もついてます)

 
平成23年厚生労働省社会福祉推進事業としての研究です。
 「介護職員等の喀痰吸引等研修に関するサンプル問題の作成」報告書
 興味がありましたらご覧ください。