皆さんです。
このページでは、多分 病院のホームページには載ることの無い
ような内容で、面白そうな事をご紹介したいと思います。
昔、活躍してくれた人工呼吸器たち
「これ、アーカイブじゃなくていいの?」
すこし、アーカイブには量が多いですから・・・。
「ふ~ん、まだみんな、十分使えるんだけど・・・。」
当院で、昔使っていた人工呼吸器をご紹介します。その時代、その時代の名
機が、処分しがたくて・・・3台、予備機という名目で置いてあります。
アコ゚マ ART-1500
これは、私が当院に来る前から、岡山大学麻酔科の先輩が使っておられま
した。コンプレッサーが内臓されていて、息をはききっても肺に圧力をかけて
おけるPEEPといった機能があって、当院の呼吸管理の要になる機械でした。
制御盤は、こういう仕様です。
20年くらい前~15年くらい前の戦友という感のある機械です。当時、S
IMV(呼吸に合わせて人工呼吸をしてくれる機能)もついた良い機械でした。
現在よく使われている機械の原点というところだと思います。
バード マーク7A
これは、従圧式という圧力をかける事で人工呼吸を行うタイプの機械です。
そのタイプで、最もよく知られた名機のひとつでした。現在、睡眠時無呼吸症
候群の治療に使われるNPPVという方式が最初に導入された機械でした。
睡眠時無呼吸症候群によく使われる機械は、倉敷北病院の人工呼吸器センタ
ーのページで紹介されています。この機種は15年くらい前まで使っていまし
た。同じ会社の製品で Tバードという機械を現在も使用しています。
ニューポート E-100A
これもいい人工呼吸器です。10年位前によく使っていました。今使っても
機能としては十分使えますが、少しアラーム(警報)の管理が難しい所があり
ます。一般病棟に、この機会を使った経験のあるスタッフがいなくなったので
この機械も、予備の方にしました。療養病棟には経験のある看護師もおります
が、現在はレンタルのシステムがしっかりしているので、新しい、みんな使い
慣れた機械を、すぐに持ってきてもらえるようになっています。
こうした機械たちを、現在使う事はありませんが、なにかの機会があったら
展示して自由に触ってもらったりしたいと思います。そういう日がきたらいい
なあと期待して・・・もうしばらく休んでいてもらいます。
2014年2月2日 医局の宮原でした