十牛図の「騎牛帰家」ー 歩々清風
・・・行く所みなすがすがしい境地
解説文より・・・
修行の功を尽くすが故に心中波平らかに、無事太平の心境を成就する。
思わず情に任せて稚子の村歌を唱え、児童の野曲を吹くとしても、尽く
これ無生の歌、無生の曲である。分別を容れ妄情を挟むことの出来ぬ一枚
の境地である。
分かりにくい説明になっていますが、お坊さんだからかな。いい境地!
思い上がらず、こうした境地を得たいものです。
有島武郎の色紙です。「明日知らぬ命の際に思ふこと 色に出つらむ
あちさいの花」。これが絶筆となって、心中で亡くなったということで
また、やはり亡くなる前の短歌ということで外来や病棟にはかけにくい
のですが、時期的にいい味わいがあります。
この2件を管理棟の方で眺めさせてもらおうと思っています。
宮原@昭和会