昨年秋ごろから準備していた「失楽園」の銅版画用の額が
届きました。1868年にフランスで発刊された翻訳本の
銅版画なのだそうです。珍しいから、いろんな患者さんに
見てもらったら!?・・・ということでした。
- ジョン・ミルトン(1608-1674)の肖像銅版画「失楽園」の作者。
1868年、パリ、Amable Rigaud刊の「ミルトン 失楽園」冒頭に
使用されたものです。
2.銅版画 ミルトン 失楽園 林檎をもぐイヴ 1868
蛇にそそのかされて、イブが知恵の果実(林檎)をもいで
いるところ。
3.銅版画 ミルトン 失楽園 イヴ林檎をアダムに与える 1868
4.銅版画 ミルトン 失楽園 罪を犯したアダム 1868
5.銅版画 ミルトン 失楽園 楽園を追われるアダムとイヴ 1868
タブーを犯したアダムとイブは楽園(エデン)を追われて
しまいますが、それでも人は数を増やしてゆきます。この
逞しさが素晴らしい!(余談ですが・・・。)
6.仏ロマン主義の作家、シャトーブリアン(1768-1848)の肖像画
「失楽園」のフランス語翻訳。1868年、バリ、Amable Rigaud刊の
「失楽園」巻頭に使用されたもののようです。シャトーブリアン
ステーキの由来の作家ですね。
7.アルフォンス・ド・ラマルティーヌ(1790-1869)の肖像銅版画
1868年、パリ、Amable Rigaud刊の「ミルトン 失楽園」冒頭に
使用されたものです。
8.銅版画 ミルトン 失楽園 空をゆくサタン 1868
9.satan-plunges-into-the-river-styx-from-a-french-edition-of-
paradise-lost
リヒャルト・エドモンド-フラッタースのジグレー。銅版画が
手に入らなかったのでこれを探して購入したそうです。1~8の
銅版画のシリーズだそうで、このサタンは翼が黒くなってるで
しょ!これが大事な所だそうです・・・。?
本当はもっとたくさんの版画があったのですが。何とか
これだけ手に入ったとの事です。とりあえず額装がすみ
ました。
どこにかけて見てもらいましょう。
流沙@昭和会