亀井勝一郎 「愛とは凝視の永続である」ー3Fその1

前回に引き続き色紙の事です。もちろん、真筆というのではなくて古い
印刷物ですが、なかなか面白いです。倉敷北病院の3Fは和風テイスト中心
の雰囲気にしてもらっているので、色紙額も4枚ほど・・・嫌味にならな
い様にかけてもらうようたのんでいますが・・・。

kamei-ai

亀井勝一郎です。文学論というのではなくて、病院という職場の性格上
やっぱり暖かい心をもって対象者(この場では患者さん達)を見つめてい
るというのは、この業界の最低限の態度ですね。たいていの場合どんな病
院に勤めても、知らず知らずにそうした環境の中で育てられます。病院と
いうのはそういう所なんですね。
そんな風に育たなかった人は・・・病院には向いていない。(私見)

まあ、世にいうモンスターさんに対しては、「愛情をもって!」接する
のは無理だとしても、医療者の基本は凝視の永続であります。
この患者さんの病気は何?では、どんな症状・状態に注意して観察して
いなければいけないの?どういう事があったら、素早い対応が必要なの?

ずっと、こうした観察が必要です。これは、「愛だよ!」

宮原@昭和会